サイバーセキュリティ企業のパロアルトネットワークスによると、Android向けにChatGPTに関する2種類の偽アプリがGoogle Playで発見されたそうです。
同じくサイバーセキュリティ企業のカスペルスキーによると、ChatGPTの公式サイトそっくりのウェブサイトからマルウェアをダウンロードさせる詐欺サイトの存在が確認されました。正規サイトでは「Try ChatGPT」と表示されているボタンが「Download for Windows」となっており、クリックするとインストーラーがダウンロードされ、実行するとトロイの木馬がPCにインストールされます。
トロイの木馬がインストールされると、ウェブブラウザーで保存されたアカウントの認証情報のほか、FacebookやTikTok、GoogleのアカウントやCookieを盗み出します。カスペルスキーによると、企業アカウントを見つけ出し、広告ツールの利用履歴や残高の情報を取得するようです。
■画像:カスペルスキーHP公式ブログ
急激に普及して知名度が高まったサービスには、詐欺サイトや偽アプリが大量に作られます。利用の際は十分に注意しましょう。